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21okumiokumi   18  Re:用語集

用語集は,ここで作っちゃえば? ついでに「はてな」のキーワードにしてもいいし。(はてなの「ミフェプリストン」の説明……どっかで見たと思ったら,じつはわたしが書いたものだった。)

以下,前述の論文の注からざーっと拾ってみました。使えそうだったら使ってみてください。これをもとにはてなキーワードを作ってくださっても構いません。

●掻爬(curettage):

一般にD&C(Dilatation & curettage 拡張と掻爬)を指していう。子宮内容除去術(健康保険用語では子宮内容清掃術),頸管拡張子宮内膜掻爬術とも。

ヘガール拡張器やラミナリアと呼ばれる海藻などで子宮口を開大しておき,サラダサーバー様胎盤鉗子を差し込んで子宮の内容物をつまみ出し,最後にキューレットという匙状の器具で子宮内壁を手探りで掻き出す技法である。第1三半期(妊娠12週未満)の人工妊娠中絶のみならず,婦人科の処置でも使われる。半身麻酔もしくは全身麻酔下で行われるが,日本の場合,後者で行うことが多い。医学用語のDilatationの代わりに一般用語のDilationが使われることもしばしばある。

●D&E =Dilation & Evacuation(suction/aspirationとの訳し分けのため,ここでは「拡張と吸出」としておく):

D&Cと同じ手順で子宮口を開大してから,最初に吸引機を用いて子宮の内容物をできるだけ取り除き,遺残物がある場合や定かでない場合には,最後にキューレットで掻爬を行う。多くは局所麻酔下で行われる。かつては第1三半期に限定された手法だったが,今や第2三半期に入った中絶についても吸引法の安全性と有効性が確認されており,WHOの技術ガイダンスでも,プロスタグランジンを使った陣痛誘発法より優先すべき技法と考えられている。初期・中期を問わず,この言葉で吸引法を代表させることもある。

●Intact D&E:

partial-birth abortion(部分出産中絶法)やD & X=dilation & extraction(拡張と牽出)とも呼ばれ,児を排出することで母胎の生命が助かると見込まれるような危機的状況下の後期中絶で用いられる。英米の中絶反対派はこの技法を残虐だと強く非難しており,専門家のあいだでも必要性について賛否両論がある。2003年10月,アメリカでこの中絶法を禁止する法案にブッシュ大統領が署名したが,翌年6月にこの禁止を違憲とする地裁判決が下り,いまだ決着はついていない。日本では胎児縮小術という名で妊産婦の救命措置として位置付けられ,日本産科婦人科学会専門医制度卒後研修目標の産科・周産期の技能項目の一つにも挙げられている。

●手動真空吸引法 (manual vacuum aspiration/menstrual abortion/mini-abortion) :

電動の吸引装置ではなくシリンジなどの簡単な器械で手動で行われる吸引法で,低コストで簡便であるため発展途上国での普及が期待されている。妊娠のごく初期(9週くらい)までの安全性と有効性は確認済で,現在は週数の進んだ中絶への応用が研究されている。こうした技法は以前から細々と研究されており,日本の初期の例では,小山田勝保「所謂吸引子宮内容除去法(第1報)」『産科と婦人科』診断と治療社 22, 1955, p.610がある。アメリカミフェプリストンの認可を巡る長い論争のあいだに,女性の権利擁護をめざすiPASというグループはこの技術を再発見して普及を図った。http://www.ipas.org/english/参照。

返信2006/09/07 13:00:37
  • 21Re:用語集 okumiokumi 2006/09/07 13:00:37
    用語集は,ここで作っちゃえば? ついでに「はてな」のキーワードにしてもいいし。(はてなの「ミフェプリストン」の説明……どっかで見たと思ったら,じつはわたしが書いたものだった。) 以下,前述の論文 ...
    • 27Re:Re:用語集 lefteye69lefteye69 2006/09/14 16:45:02
      (はてなの「ミフェプリストン」の説明……どっかで見たと思ったら,じつはわたしが書いたものだった。) やっぱり…!! こんなに書ける人、他にいないですよ〜。